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2012/07/05 米GE、資源国投資を拡大

今日は、本日の日経朝刊7面、米国・GE(General Electric)の記事から。

 

<2012年7月5日 日経朝刊7面>


・米GEがロシアやオーストラリアなど資源国で投資や事業提携を拡大している。

・ロシアの国営石油最大手ロスネフチと石油・天然ガス開発分野の共同事業に関する覚書を締結。

・ロシア政府が2014年までに300億ドルの投資を計画する医療分でも、別のロシア企業と合弁を設立。CTなど最先端医療機器の現地生産を拡大する。

・昨年、売上高が中国を上回った豪州でも攻を強める。5月には鉱山機械メーカーのインダストリアを約7億豪ドルで買収。

・ブラジルでは、石油・ガス開発、発電、港湾整備など幅広い事業を手掛ける新興複合企業EBXグループに3億ドル出資した。

・12年1月から3月期も前年同期比で豪州は26%増、カナダは同40%増、ロシアは同2倍増など高い伸び。

・金融危機後に進めた「選択と集中」により、エネルギーと医療分野への重点投資。メディア事業の米NBCユニバーサルの保有株の過半を売却。

・一方、債務危機の続く欧州では事業売却などリスク回避。アイルランドの住宅ローン事業をオーストラリアの住宅ローン会社へ売却するなど。約1億ドル保有していたギリシャ国債も3月末までにすべて売却。


<要約記事はここまで>

 

世界的な有数企業である米国・General Elecricについて、今日は簡単に財務状況を確認してみましょう。 

 

2000年頃までCEOを務めたジャック・ウェルチ氏も伝説的な経営者として有名ですね。

人員整理を厭わない大胆なリストラとM&Aによるグローバル化を特徴に持っている人で、良い意味でも悪い意味でも伝説となっています。

「世界で1位と2位の事業以外は必要ない」という言葉も有名ですね。

 

今日は簡単にGEの財務状況について俯瞰したいと思います。

◆GEの業績状況

GEの業績推移を簡単にみると以下のとおりです。

 

<売上高>

【リソース】10-kより。2007-2008は2009年度の10-K、2009-2011は2011年度の10-kを筆者が集計。以下同様。

 

リーマンショック時に売上高が一段下げてます。趨勢でみると売上高は下落傾向にあります。

 

<利益水準>

 

リーマンショック時が最低で、回復していっています。営業利益(Earnings from continuing operatios)は200億ドル(日本円で約1兆6000億円)を回復しています。

 

利益率ベースでの推移は以下のとおりです。

 

<売上高利益率推移>

 

リーマンショック時から利益率は急回復し、2011年度では約14%まで回復しており収益力の強さが確認できます。

 

GEは世界を代表するコングロマリッド企業ですが、そのセグメントの状況を過去3期で推移をみてみると次のとおりです。

 

<セグメントの状況>

 

ベースとなるセグメントはEnergy Infrastructureで、約30%を占めます。

次に大きいのがGE Capitalで金融業となります。

金融業を製造業とまぜて単純に比較するのが妥当だとは言えませんが、同じく30%ぐらいを売上高で占めています。

次の収益の柱としては、Aviation(航空機事業)とHelthcare(医療事業)で、12%強となっています。

 

なお、Aviationは軍事系のものも含まれています。

Aviationのセグメントの説明は以下のとおりです(10-Kより転載)。

 

■Aviations

Aviation products and services include jet engines, aerospace systems and equipment, replacement parts and repair and maintenance services for all categories of commercial aircraft; for a wide variety of military aircraft, including fighters, bombers, tankers and helicopters; for marine applications; and for executive and regional aircraft. Products and services are sold worldwide to airframe manufacturers, airlines and government agencies.

 

 

さて、最後に、これも簡単に比較はできませんがインフラ系企業として日本を代表する日立製作所と売上規模、営業利益率で比較してみましょう。

円換算は、1ドル=79.54円です。

 

<売上規模推移比較>

【リソース】日立製作所はIKP財務データベースより。

 

日立製作所が2011年度でも10兆円を超えていないのに対し、GEは12兆円弱となっています。

 

営業利益率の推移をみると次のとおりです。

 

<営業利益率推移の比較>

 

日立製作所に比べてやはり高い営業利益率であることがわかりますね。

 

 

世界を代表するGEが今後どのような展開をしていくのか、注目していきたいところですね。

以 上

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