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2012/10/24 フェイスブック、第3四半期決算が好調

今日は、昨日発表されたフェイスブックの決算発表について、簡単に確認してみます。

 

【記事要約】 


・フェイスブックの第3四半期の3カ月決算では、売上$1262millions(約1000億円)、営業利益$377millions(約300億円)、最終利益△$59millions(約47億円の赤字)。

・月間ユーザー数(Monthly Active Usere)は10億人を突破。

・モバイルの月間ユーザー数(Mobile MAUs)は、6億人を超え、前年同期比61%増加。


 

以前のBizblogで、フェイスブックについて確認しましたが(第2四半期時点)、今回は継続観察することにしましょう。

 

■ 2012/07/30 フェイスブック、「稼ぐ力」に厳しい視線

◆フェイスブックの業績推移

直近の2012年第3四半期を入れた業績推移は次のとおりです。

 

【リソース】Facebook公表の過年度財務情報を筆者が加工。

 

第3四半期では、四半期売上が12億ドルを超え、市場予想を若干上回った模様です。

懸念されている広告収入は、前四半期に比べて9%ほど増加しています。

一方で、Payments and other fees revenueでは、提携しているソーシャルゲーム大手のZyngaの不振もあって、売上が減少しています。

 

なお、少し話がそれますが、Zyngaの業績不振は相当で、今日の朝にネットでニュースにも流れてましたがZyngaは日本法人を閉鎖するようですね。

 

米ジンガ、日本などの開発拠点を閉鎖→ http://www.nikkei.com/article/DGXNASGN2401Z_U2A021C1000000/

【リソース】日経新聞<速報>

 

 

続いて、フェイスブックの利益推移は次のとおりです。

【リソース】Facebook公表の過年度財務情報を筆者が加工。

 

前四半期では上場の関係で、share-based compensation expense(株式等報酬費用)が多額に計上された関係で大幅な営業赤字を計上しましたが、当期は3億ドル程度の利益まで回復しています。

最終利益ベースでは、今期もshare-based compensation expenseの関係で最終赤字となっているようです。

なお、FacebookではNon-GAAP指標として、上記のshare-based compensation expense及びこれに関連するpayroll tax expenseを除外した利益も公表しており、それによればIncome from operationで$525milloions、Net incomeで$311millionsとなっています。

 

share-based compensation expenseの推移は次のとおりです。

【リソース】Facebook公表 Quataly Earnings Slides Q3 2012 p12。

 

上場後も1つの四半期ベースで2億ドル弱(約160億円)の株式等報酬費用が利用されているのは”米国らしい”という感じでしょうか。

それとも160億ドル(約1兆2800億円)を調達したFacebookからすれば大した規模ではないとも言えるでしょうか。

◆Facebookのユーザー数の推移

一方で、ユーザー数推移は次のとおりです。

 

【リソース】Facebookが公表した資料より筆者が加工。

 

【リソース】Facebookが公表した資料より筆者が加工。

 

【リソース】Facebookが公表した資料より筆者が加工。

 

Monthly Active Users(MAU)が、10億人突破したようです。

Mobile MAUsは、6億人が利用しているようですね。

ここにきて、やはりモバイルの利用者数の増加が著しいのがわかります。

MAUが前年同期比で25%増であるのに対し、Mobile MAUは同期比61%増加になっています。

 

下記は、Revenue増加率とMAU増加率の比較表です。

 

【リソース】Facebookが公表した資料より筆者が加工。

 

ハッキリとした相関関係は示せませんが、MAU増加率の減少傾向は変わらないようですね。

爆発的に成長しているので、これ以上の急成長は見込めませんがユーザー数が増加しているのは凄いですね。

 

 

今後のFacebookの課題はモバイル利用者からの広告収入をどのようにうまく増加していくか、、というとろでしょうか。

Zyngaはスマホ対応が遅れたことで業績が降下し続けており苦戦しています。

ネット関連ビジネスでは、スマホを含めたモバイル対応の勝敗がそのまま業績の優劣を決定するのは間違いないでしょう。

実際、ネット関連ビジネスだけでなく、モバイルにも対応した新型OSのWindows8を発表したマイクロソフトをはじめ、ソフトウェア会社、ハードウェア会社も含めて、モバイル対応の重要性は高まっています。 

 

Facebookの今後の展開に注目していきたいですね。

以  上

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