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2012/03/08 新規株式公開会社 ティーライフ

今日は当社のIPO(株式公開)データベースをもとに、2012年3月6日にジャスダックに新規株式公開した「ティーライフ株式会社」について取り上げます。

 

■ IPO(株式公開)データベース: http://www.ikpi.co.jp/ipodatabese/index.html

 

ティーライフ株式会社は、昭和58年8月に静岡県榛原郡金谷町(現島田市)にて創業した会社です。創業当時は、緑茶のティーバッグ加工業及び通信販売業を主な事業内容としていましたが、企画メーカーとして加工業で得た技術や商品調達力を生かした独自の商品開発を推進してきました。現在は、「健康食品関連事業」と「化粧品事業」を柱として、カタログやインターネットによる通信販売業を専業として展開しています。

 

ティーライフが運営するECサイト:http://www.tealife.co.jp/

 

「健康食品関連事業」では、平成7年にカタログ「四季彩々」を創刊し、平成10年には現在の主力商品である「ダイエットプーアール茶」の販売を開始。その後、カタログのリニューアルを繰り返し、現在ではカタログ「さらら」にて、ダイエットプーアール茶、メタボメ茶等の健康茶や、まるごとさんかく茶等の緑茶を中心に販売を行っています。

 

「化粧品事業」では、平成15年に顧客の意見から誕生した、竹酢液を配合したスキンケア化粧品「炭の露シリーズ」の販売を開始。現在ではカタログ「炭の露」にて、基礎ケア化粧品を中心に販売を行っています。

(以上ディーライフ株式会社のHPおよび有価証券届出書等より)

 

ティーライフの凄いところは、以下の点でしょうか。

・ECサイトによる通信販売も行っていますが、カタログによる通信販売を主体として展開

商品のお届後30日間返品可能。しかも、開封後でも、飲みかけ食べかけでも、半分以上使用したあとでも返品OK返品送料もティーライフが負担するという徹底さ

 

新規株式公開企業の小売業というと「ZOZOTOWN」のスタートトゥデイなどのようなネットショッピング企業を連想してしまいますが、カタログ中心で、消費者が安心して購入できる体制の徹底ぶりにはただただ関心してします。商品に対する自身の裏返しなんでしょうね。まさに地道で堅実なビジネスモデルの会社という印象です。

 

最後に株式公開(IPO)ステータスをIPOデータベースから転記しておきます。

 

<IPO概況> 

公開日

2012/3/6

コード

3172

市場区分

JASDAQ

(スタンダード)

設立年月日

 1983/8/26

ホームページ 

http://www.tealifeir.com/

会社名

ティーライフ株式会社

業種

小売業

事業内容

自社で企画した健康茶、健康食品、化粧品等の通信販売事業

発行済株式総数

3,500,000株

(2011/11/2現在)

資本金

180,000千円

(2011/7/31現在)

従業員数

89名

(2011/7/31現在)

主幹事証券 野村証券 監査法人   有限責任監査法人トーマツ

公開価格

 510円

初値

556円

上場時

発行済株式総数

4,250,000株

(公募750,000株を含む)

公開株式数

(うち公募)

(うち売出)

1,437,500株

(750,000株)

(687,500株)※

資金調達額

(うち公募)

(うち売出)

733百万円

(382百万円)

(350百万円)

時価総額

(初値)

2,363百万円

※ オーバーアロットメントによる売出しは187,500株 

<財務情報>

 決算年月

2007年7月

2008年7月

2009年7月

2010年7月

2011年7月

売上高(百万円) 4,479 4,299 3,854 4,259 4,519
経常利益(百万円)

464

221 219 333 395
当期純利益(百万円) 277 149 45 175 224
資本金(百万円) 180 180 180 180 180
純資産額(百万円) 2,407 2,464 2,454 2,577 2,750
総資産額(百万円) 3,137 3,055 2,994 3,210 3,397
一株当たり純資産(円) 687.96 704.16 701.33 736.52 785.72
一株当たり当期純利益(円) 86.35 42.58 13.07 50.15 64.27

潜在株式調整後

1株当たり当期純利益(円)

 −  −  −  −

監査の有無

対象外  対象外 対象外 対象 対象

※ 平成23年11月2日付の株式分割(1株につき50株)に伴う影響を加味後 

2012年3月5日の日経電子版で「掘・成長企業 カギは”地方発・オーナー系”」とう記事がありました。

 

同記事によると成長企業のカギの一つは「地方発で全国区の企業に育ったこと」。「発祥の地はニトリが北海道ヤマダは群馬県久光は佐賀県。大都市圏に比べ集客が難しい、知名度が上がらないといった制約を乗り越え、市場を切り開いた」とあります(同記事)。

 

最近は、日本市場の成熟化が叫ばれグローバル企業に目が向きがちですが、地方で育ち地道なビジネスモデルの企業を発掘するのもおもしろいと改めて認識させてくれるIPOでした。 

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