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2011/10/26 アサヒビール、営業益2割増とビール業界

会社の四半期決算の発表が相次いでいますが、今日は日経朝刊17面のアサヒの記事から、ビール業界についてみてみようと思います。

 

<平成23年10月26日 日経朝刊17面 一部引用>


アサヒグループホールディングスの2011年1~9月期の連結営業利益は前年同期比2割増の760億円程度となったもようだ。ビールや清涼飲料などグループ企業間での共同配送による物流効率化や、原材料の調達方法見直しなどコスト削減が効いた。東日本大震災に加え、大雨や台風など夏場の天候不順が響き、ビールを中心とした国内酒類の販売は振るわなかったが、コスト管理の徹底により増益を確保した。


<ここまで>

 

ビール業界をはじめ、若者のアルコール離れで、酒類業界は縮小しているのが現状です。

上記の記事でもあるように、増益達成要因はコスト管理で増収ではなかったようですね。

 

さて、このようなビール業界ですが、業界各社をみてみると、次のような感じです。

 

会社名 キリンHD アサヒグループHD  サントリーHD サッポロHD
上場有無 上場 上場 非上場 上場

売上(百万円)

2,177,802 1,489,460 1,742,373 389,244
営業利益(百万円)

151,612 

95,349

106,727 15,403
セグメント売上(酒類)(百万円)

1,097,976

953,134

575,972 304,218
主な商品ラインナップ

キリンラガー

一番搾り

バドワイザー

氷結

メルシャン(業務提携)

スーパードライ

スタイルフリー

カクテルパートナー

ピュアモルト

モルツ

-196

ウィスキー山崎

トリスハイボール

サッポロエビス

サッポロ黒ラベル

金のオフ

ネクター

最近の主な買収案件

【買収】スキンカリオール(ブラジル)

【買収】Charlie’s Group Limited(ニュージーランド)

NA

【業務提携】Coopers Brewery(オーストラリア)

※セグメント売上は酒類の外部顧客に対する外部売上高。
 

キリンは、医薬品やバイオケミカルなどで約440億円の売上もあり、20%は飲料や食品ではないセグメントで稼ぎ出しているのが強みですね。

 

昨日のマーケットで史上最高値の円高をつけましたが、この円高を背景に積極的に海外買収を行っているのがビール大手でもあります。

直近の買収案件等を簡単に記載しましたが、海外の飲料大手の買収も多々あります。

なお、キリンが買収したスキンカリオール社については、現在少数株主から訴訟を起こさせれている案件です。

 

 キリンHD公表「スキンカリオール・グループの株式の取得(子会社化)に関しての経過について」

【リソース】キリンHDのHPより http://www.kirinholdings.co.jp/news/2011/1012_01.html

 

 

酒類の4社の酒類のセグメント合計ベースの推移は次のグラフのとおり、若干の減収傾向でしょうか。

【リソース】各社のセグメント情報から筆者集計。 

 

内需全般として市場規模の縮小が見えているので、業界再編や海外展開が加速するのかもしれませんね。

 

なお、キリン、アサヒ、サッポロ3社の直近財務諸表は以下のとおり。

キリンホールディングス直近財務諸表.pdf

アサヒグループホールディングス直近財務諸表.pdf

サッポロホールディングス直近財務諸表.pdf

【リソース】IKP財務データベースより

 

ちなみに、筆者は下戸なのでほとんどお酒は飲みません。。

以上

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