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IFRS第3号「企業結合」(2/12)

(平成23年1月31日現在)

4.企業結合の識別

企業結合の定義より、取得した資産と引き受けた負債は、事業を構成するものでなければなりません。そのため、取引またはその他の事象が、事業を構成するものかどうか、すなわち企業結合に該当するかどうかを判断しなければなりません。

取得した資産が事業に該当しない場合には、報告企業は当該取引またはその他の事象を資産の取得として会計処理しなければなりません。(IFRS3.3)

 

<事業の定義>

事業は、「インプット」と、アウトプットを創出する能力を有する当該インプットに適用される「プロセス」とで構成されます。

事業には通常「アウトプット」が存在しますが、統合された組合せが事業としての要件を満たすのに「アウトプット」が要求されるものではありません。

事業の3つの要素は次のとおり定義されています。(IFRS3.B7)

 

【インプット】

1つ又は複数のプロセスがインプットに適用される場合にアウトプットを創出する、又はアウトプットを創出する能力を有している経済的資源。

例としては、非流動資産(無形資産又は非流動資産を使用する権利を含む)、知的所有権、必要な材料又は権利及び従業員を活用できる権利などを挙げることができます。

 

【プロセス】

インプットに適用された場合、アウトプットを創出する、又は創出する能力を有するシステム、標準、プロトコル、慣習又は規則。

例としては、戦略的経営プロセス、営業プロセス及び資源管理プロセスなどを挙げることができます。これらのプロセスは通常、文書化されるが、必要な技術を有し、規則や慣習を遵守することのできる経験を有している組織化された労働力が、アウトプットを創出するためにインプットに適用されるプロセスを適用することもあります(なお、会計、請求業務、給与支払、及びその他の管理システムは、通常はアウトプットを創出するためのプロセスとはなりません)。

 

【アウトプット】

インプット及び当該インプットに適用されたプロセスの成果であって、投資家又はその他の所有者、構成員又は参加者に対し、配当、低コスト又はその他の経済的便益という形でのリターンを直接的に提供するか又は提供する能力を有するもの。

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