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2012/05/07 新規上場回復の兆し、地方の内需型企業牽引

今日は、5月5日の日本経済新聞のIPOの記事からです。

 

【記事要約】


・株式市場への新規上場が本格回復の軌道に乗りつつある。2012年はリーマンショック前の2007年以来の5年ぶりの50社超に達するとの見方もでてきた

・東日本大震災で落ち込んだ企業業績が回復に向かっているほか、地域に根差した内需型企業が台頭しつつあることが背景。

・国内の証券取引所では今年4月までに12社が新規上場した。前年の同時期の2倍弱、この時期としては高水準

・国内株式市場への新規上場はリーマンショックや新興企業の会計不祥事などが相次いだことで急減。株式市場の低迷もって2008年以降は比較的規模の大きい企業や成長の速い東京のネット企業などに絞り込まれていた

・今年は4月までに上場した12社のうち8社が東京都以外に本社を構える。昨年は1年間で上場した企業の7割が東京の企業だった。

・また、介護や食品関連など地域の需要を取り込んで成長する企業や、地域の産品を商品化した企業が目立つ。インターネット関連企業の上場意欲も高い。

・とはいえ上場時の公募増資による資金調達額は10億円未満が大半を占める。ネット潟uームだった2000年前後に様に新規上場で数10億〜100億円以上の調達が相次ぐようなことはない。

・それでも上場数が上昇する背景には、資金調達の規模にこだわらない企業が増えているため。また、ネット株バブルの反動や新興企業の会計不祥事の影響でベンチャー企業への投資マネー流入は細り、少ない資金でも展開が可能なビジネスモデルを志向する起業家が増えたともにいわれる。

・新規上場数が本格的に回復するためには株式市場の上場による後押しも必要となる。


 

IPO市場の本格回復が見えてきたという記事でした。

 

実際過去5年間の新規株式公開会社数の推移をグラフ化してみました。

 

 

リーマンショック後、IPO市場は急速に冷え込みましたが昨年あたりから徐々ですが、回復の兆しが見えてきています。

昨年は、25才1ヶ月の史上最年少創業社長として上場を果たしたリブセンスなども話題になりましたね。

 

2012/01/30 掲載料不要サイトで最年少上場 リブセンス

最後に弊社のIPOデータベースをもとに今日までの新規上場企業一覧(予定も含む)を見てみます。

 

■ IPO(新規株式公開)データベース: http://www.ikpi.co.jp/ipodatabese/index.html 

 

公開日

コード

市場区分

会社名

業種

本店

所在地

事業内容

5/29

(予定)

2930 アンビシャス (株)北の達人コーポレーション 食料品 札幌市 オリジナル健康食品、化粧品、雑貨の企画、開発、製造、販売事業食料品

4/27

6062 JASDAQ (株)チャーム・ケア・コーポレーション サービス

大阪市北区

施設介護を中心とした介護サービス事業等

4/26

6061 JASDAQ (株)ユニバーサル園芸社 サービス

大阪府茨木市

法人向けの観葉植物の貸出し、造園工事、園芸関連商品及び造花の販売等の事業

4/25

6060 JASDAQ こころネット(株) サービス 福島市 葬祭事業、石材卸売事業、石材小売事業、婚礼事業、生花事業、互助会事業及びこれらに付随するその他の事業

4/20

6059 JASDAQ (株)ウチヤマホールディングス サービス 北九州市 介護事業、カラオケ事業及び飲食事業等を営む子会社の経営管理並びにこれらに付随する業務

4/4

3662 マザーズ (株)エイチーム 情報・通信 名古屋市西区 ゲーム・デジタルコンテンツの企画・開発及び運営、比較サイトや情報サイトの企画・開発及び運営

3/27

6058 マザーズ (株)ベクトル サービス 東京都港区 企業の戦略的広報活動を支援するPR事業等

3/15

7157

マザーズ ライフネット生命保険(株) 保険 東京都千代田区 生命保険業

3/14

3661

マザーズ (株)エムアップ 情報・通信 東京都渋谷区 携帯・PCコンテンツ配信及びEコマース事業

3/9

3173 JASDAQ 大阪工機(株) 卸売  大阪市中央区 切削工具、耐摩工具、環境製品、光システム製品の仕入・販売等

3/8

3660

マザーズ (株)アイスタイル 情報・通信 東京都港区 化粧品ポータルサイト運営、メディア事業等

3/6

3172 JASDAQ ティーライフ(株) 小売 静岡県島田市 自社で企画した健康茶、健康食品、化粧品等の通信販売事業

2/22

3171 JASDAQ マックスバリュ九州(株) 小売 福岡市 九州地区における食品スーパーマーケット「マックスバリ ュ」の運営等

 

日経でも指摘しているように今のところ今年は、

 

・小売や食品、サービスなど内需関連企業が多い

・しかも地域密着型もしくは地方内需に関連する企業が多い

・また、介護関連などシルバービジネスも台頭

・ネット関連ではSNS関連に勢いあり

 

といった特徴があるように思います。

 

近年はMBOなどにより株式市場から撤退する企業や海外市場へ直接上場を目指す企業が後を絶ちませんが、 IPO市場の活性化により新たな成長産業やビジネスモデルが誕生し、ひいては日本経済全体が活性することを願うばかりです。

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